計算方法と根拠
号数とは
号数は、水温に 25℃ を足した温度のお湯を、1分間に何リットル出せるかを表す数字です(日本ガス石油機器工業会)。24 号なら、水温が 10℃ のとき 35℃ のお湯を 1 分間に 24 L 出せる計算です。号数が大きいほど、同時に多くのお湯を使えます。
湯量の換算
水温と使いたい湯温の差が 25℃ より大きいと、同じ号数でも出せる湯量は減ります。出せる湯量(L/分)は、号数 × 25 ÷ (湯温 − 水温) で求めます。たとえば水温 10℃・湯温 40℃ なら、24 号は 24 × 25 ÷ 30 = 20 L/分 です。
必要な号数の求め方
同時に使う湯量(シャワーの数 × 1 か所の湯量 + ほかの湯量)に、温度差を掛けて 25 で割ります。水温 10℃・湯温 40℃ でシャワー 1 か所 10 L/分 なら、10 × 30 ÷ 25 = 12 号が目安です。水と混ぜて湯温を調整する分は考えず、すべて設定温度のお湯として数えるため、やや大きめの号数が出ます。
使っている式
| 名前 | やっていること | 式 |
|---|---|---|
| 水温からの温度上昇 | 使いたい湯温から水の温度を引いた、給湯器で温める温度差です。 | rise = setTemp - waterTemp |
| 同時に使う湯量(合計) | シャワーの湯量とほかの湯量を足した、同時に必要な湯量です。 | need = showers * showerFlow + otherFlow |
| 必要な号数の目安(結果) | 号数は水温+25℃のお湯が1分間に出る量(L)です。必要な湯量に温度上昇をかけ、25 で割って求めます。 | need * rise / baseRise |
| 必要な号数(整数に切り上げ)(結果) | 小数を切り上げた整数の号数です。実際の機種の号数はこの値以上のものから選びます。 | ceil(need * rise / baseRise) |
| 今の号数で出せる湯量(設定温度のとき)(結果) | 入力した号数の給湯器が、この水温と湯温で1分間に出せる湯量です。 | gou * baseRise / rise |
| 同時に使う湯量との差(プラスなら足りる)(結果) | 今の号数で出せる湯量から、同時に使う湯量を引いた差です。マイナスなら同時に使うと湯量が足りません。 | gou * baseRise / rise - need |
| 同時に使う湯量(合計)(結果) | 入力から求めた、同時に必要なお湯の量です。 | need |
式の記法: + - * / ^(べき乗)、かっこ、min / max / round / ceil / floor / pow / abs / sqrt、if(条件, 真のとき, 偽のとき)。round(x, 桁) は四捨五入、ceil は切り上げ、floor は切り捨てです。
設定値(定数)と出典
| 項目 | 値 | 出典 | 時点 | 見直しの周期 |
|---|---|---|---|---|
| 号数の定義で使う上昇温度 | 25℃ | 日本ガス石油機器工業会「賢い給湯機の選び方」 | 2026年10月27日 | 日本ガス石油機器工業会の表記が変わったときに確認(次回見直し 2027年4月1日) |
入力できる範囲
| 項目 | 範囲 | 初期値 |
|---|---|---|
| 水の温度(給水の温度。冬に低くなります) | 0〜30℃ | 10℃ |
| 使いたいお湯の温度 | 35〜60℃ | 40℃ |
| 同時に使うシャワーの数 | 使わない / 1 か所 / 2 か所 / 3 か所 | 1 か所 |
| シャワー 1 か所あたりの湯量 | 4〜20L/分 | 10L/分 |
| 台所・洗面など、同時に使うほかの湯量 | 0〜20L/分 | 5L/分 |
| 今ある(検討中の)給湯器の号数 | 1〜60号 | 24号 |
結果は、同じ条件なら本サイトのどのページでも同じ数字になります(ページの数字も、計算ツールも同じ計算の仕組みで出しています)。
ご利用にあたって
- 号数の定義にもとづく計算上の目安です。実際の出湯量は、機種・ガスの種類・水圧・配管の長さなどで変わります。機種の選定や施工は、販売店や施工業者に確認してください。
- 家族の人数ごとの標準的な号数は、この計算には含めていません。同時に使う湯量は、お使いのシャワーヘッドなどの実際の値を入れてください。
- 追いだき・床暖房など、給湯以外の熱源としての能力は含めていません。